米国の新興AI企業オープンAIは8月4日、対話型生成AI「ChatGPT(チャットGPT)」の1週間あたりのアクティブユーザー数が、近日中にも世界で7億人を超える見通しであると発表しました。
これは、2024年3月末時点での5億人からわずか数カ月で2億人増加したことになり、前年同時期と比べて実に4倍の規模に達するという急成長を示しています。
この数値は「1週間に一度でもChatGPTを利用したユーザー」を対象とした週間アクティブユーザー(WAU)ベースで算出されており、オープンAIが積極的に公表している指標の一つです。
This week, ChatGPT is on track to reach 700M weekly active users — up from 500M at the end of March and 4× since last year. Every day, people and teams are learning, creating, and solving harder problems. Big week ahead. Grateful to the team for making ChatGPT more useful and…
— Nick Turley (@nickaturley) August 4, 2025
この発表は、オープンAIの製品責任者であるニック・ターリー氏がSNSプラットフォーム「X(旧Twitter)」上で明かしたものです。
ターリー氏は「日々、人々やチームは学び、創造し、より困難な問題を解決しています。大きな1週間が待ち遠しいです。」
「ChatGPTをより便利にし、誰もがAIの恩恵を受けられるようにという私たちの使命を果たしてくれたチームに感謝します。」と述べ、開発チームへの敬意とAIの社会的影響力の広がりを強調しました。
競合する生成AIサービスが次々と登場する中でも、ChatGPTはその利便性と進化する機能により、ユーザーの支持を着実に集めてきました。
日常的な検索や学習支援、業務効率化から、創作活動やプログラミング補助まで、幅広い用途に対応できる点が世界中の利用者を惹きつけている要因といえます。
オープンAIの躍進は、生成AIが社会のあらゆる分野に浸透し始めていることを象徴しています。
今後もさらなる機能向上や多言語対応の拡充が期待されており、ChatGPTの利用者数は今後も拡大していくとみられます。